特集 / 杉浦康平の装幀
文字と図像のコスモロジー
現代デザインに多大な影響を与え、アジア図像研究の分野を開拓したグラフィックデザイナー、杉浦康平。商業分野にとどまらず、ヴィジュアル・コミュニケーションという概念をデザインに織り込んだ杉浦グラフィズムは、半世紀以上にわたり拡張し続けています。
今回の特集では、氏が手がけたブックデザインにスポットを当て、数千冊を超える膨大な仕事のなかからセレクトした書籍をご紹介。めまぐるしく解体と再構築を繰り返し、カオスと秩序が共存する小宇宙と化した圧巻の装幀をご覧ください。
今回の特集では、氏が手がけたブックデザインにスポットを当て、数千冊を超える膨大な仕事のなかからセレクトした書籍をご紹介。めまぐるしく解体と再構築を繰り返し、カオスと秩序が共存する小宇宙と化した圧巻の装幀をご覧ください。
杉浦康平すぎうらこうへい
1932年、東京生まれ。グラフィックデザイナー。神戸芸術工科大学名誉教授。意識領域をイメージ化する独自の技法によって生み出された精微なエディトリアルデザイン、ブックデザイン、ポスター、レコードジャケットなどは、時代を超えて数多くのデザイナーに影響を与え続けている。現在ではアジアの図像研究の第一人者としても知られ、アジア文化を紹介する展覧会の企画・構成や造本に携わっている。