2021年10月30日（土）〜11月7日（日）の期間、木工作家・辻有希による個展を行います。
置きモビール、吊りモビールのほか、お香立ての展示販売を行います。


器やオブジェなどを中心に、木を用いた暮らしの道具を制作している辻さん。節、杢といった木そのものの個性を活かした様々な作品を手がけています。



今回の展示では、吊り型と置き型モビールに加えて、nostos booksオリジナルのお香「テリムクリ」に合わせて制作していただいている、オブジェとしても美しいお香立ても。

「モビールのかたちや動きを見ていると音楽と重なると感じてくださる方や、またそれとは逆に無音になっていくという方がいる」と辻さん。



「お香は、単純にその匂いを"かぐ"ものであるけれど、"香りをきく"という表現を使うこともあるとお茶のお稽古で学びました。 "きく"という表現の中には、その周りの気配を感じ取ったり、心の中でその香りを味わうという意味合いが含まれるのだとおもいました。」

「目からみることも、耳からきくことも、鼻で感じることも、全部つながっていて。当たり前のことだけれど、改めて自分自身もそれを大事にしていきたいという想いと、使う側の方にもそう感じていただけたらいいなという想いも込めてこのタイトルにしました。」



「Moment Form 瞬間のかたち」(2018)、「間のかたち」(2020)と続き、nostos booksでは３回目。偶然性や、形や組み合わせを楽しみながら、進化を続けるモビール作品は、同じ形のものはひとつとしてありません。

光のうつろいとともに、刻一刻とかわる表情をぜひお楽しみください。