和田誠の仕事
広告デザインから装幀、似顔絵まで
和田誠の仕事といえば何を思い浮かべますか?絶妙な筆加減で描かれた似顔絵、肩の力が抜けた軽快なデザイン、それともマニアもうならせる映画エッセイ?その仕事と著作は分野をまたぎ、バラエティ豊かな広がりをみせます。イラストレーションにしろ、エッセイにしろ、映画・音楽・旅等「好きなこと」を仕事に昇華しているその軽やかなスタイルに憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。今回の特集では、多彩に展開される和田誠の作品集や著作をご紹介します。
和田誠 わだまこと
1936年、大阪市生まれ。イラストレーター、デザイナー、エッセイスト、アニメーション作家。1959年、ライトパブリシティ入社。旧・日本専売公社、キャノン、東レなどの企業広告デザインを担当。退社後は独立し、イラストレーションやブックデザインを数多く手がける。また無類の映画好きとしても知られ、映画にまつわるエッセイを多数執筆し、監督としても活躍。