まどゑ Vol.3 YACHIYO KATSUYAMAさん
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まどゑ Vol.3 YACHIYO KATSUYAMAさん

「手としごと」展スタートまで、あと2日。

今回、DMとまどゑの絵をyachiyo katsuyamaさんにお願いしました。
(以下、やちよさん)

やちよさんの、手を通して描かれた道具たちの、たしかな存在感とゆらいだ線のせめぎあいがたまらなく、お願いできて嬉しく思います。

そして、まどゑにも。

ひとつめの、とっぷりどっしりとした大きな陶器の瓶ができたところ。 叶うことなら展示が終わった際にはこの窓ガラスを切りぬいて、持って帰りたい気持ち。

暮れなずむ松陰神社前、車やら自転車やら往来も多く、やちよさんに気がついて声をかけてくれる方がいたり。

道すがらのおじいちゃんが突如、現場監督みたいに色々教えてくれたり、なんだか笑ってしまういろんなことがあった1日でした。

よくよく目を凝らして読んで見ると…過去のものをいまあらためて、新しい気持ちで発見していきたい、ノストスのそんな願いがこめられていたりします。

外村吉之介の「健康で、無駄がなく、まじめでいばらない」という言葉もひっそりと。これは倉敷本染手織研究所の物づくりの精神でもあります。

研究所は倉敷の美観地区の一角、白壁に囲まれた町家の中で、1年間寝食をともにしながら染織の基礎を学べる場所。 食事の支度や掃除も自分たちで。作品もまず糸づくりからと、暮らすことと作ることの姿勢を学ぶ場所が地つづきになっているそういったところがいいなあ、と。

「健康で、無駄がなく、まじめでいばらない」
こういった気持ちを日々持ち続けたいと、せつに思います。

原画、カレンダーの販売開始

やちよさんの2020年のカレンダーも、今回の展示にあわせて入荷しました。9月21日から販売開始です。

「ポケットの中に入れて持ち歩いたりなんかして、くしゃくしゃってなってもいい感じです」と、やちよさん。
アンティークショップ・SAML.WALTZ(サムエルワルツ)の保里さんのデザインです。 (今回のノッティングの椅子敷きの販売では、サムエルワルツの椅子をお借りするのです。イギリスや北欧で買い付けてきた家具や古道具のお店で、とてもかっこいいんですという話はまた次の時に。)

そしてそして、手としごと展のために描いてもらったやちよさんの原画を会期中、販売します。こちらもぜひお楽しみに。

※まどゑ
(窓に描いてもらった絵のことを、ノストスでは「まどゑ」と呼んでいます。じわじわと浸透していくことを目論んでいます。)
プロフィール
YACHIYO KATSUYAMA 勝山八千代


イラストレーター/白と黒で道具や笑わない人物をモチーフとした作品を描く。商品パッケージやアパレルへのイラストレーション提供、書籍・雑誌の挿絵を手掛ける他、各地で個展・グループ展を行う。

http://yachiyokatsuyama.com/

imstagram: @yachiyo1986

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好きなものには一直線。作り手の思いや物語がこもっているものに惹かれます。喫茶店と古道具とおいしいごはん。撮影・企画のあたりをうろうろしています。