詩人・白井明大と写真家・當麻妙によるものづくりユニット、白井商店の「歌こころカレンダー」は、七十二候を日々楽しむカレンダーです。

短冊には、二十四節気・七十二候の季節の名前、日付・曜日、新月・満月のしるし、そして季節に合わせた白井さんの言葉を掲載。

白い紙ながら風合いの異なる24種のファンシーペーパーを用いており、季節の変化を手ざわりでも感じることができます。

めまぐるしく過ぎていく日々のなかで静かに移ろう、香り、音、空気。七十二候に沿って短冊をめくることで、そんな何気ない日々や風景の小さな変化に目を向けるきっかけになりますように。

昨年も入荷した、日本を代表するアートディレクター・葛西薫のデザインカレンダー。葛西薫といえば、サントリーウーロン茶や西武百貨店をはじめとする広告キャンペーンなど、多岐に渡って活躍するデザイナーでもあります。

そんな氏が、「自身にとっても使いやすいカレンダーが欲しい」との思いから出来上がったのがこちらのカレンダー。一切の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインは、どんな空間にもスッとと馴染んでくれます。

罫線あり／なしの2種展開。ここまでシンプルなつくりだとありきたりに見えがちですが、実は使う人への思いやりが随所に詰まっているんです。シンプルさを保つ最大限まで月日のフォントサイズを引き上げ、パキッとした白地に濃紺と赤色で印字することで、見やすくかつ柔らかく仕上がっています。

少し数字がコンパクトになった罫線ありバージョン。日付ごとのスケジュールを書き込みやすいうえに、右上スペースには便利な来月のミニカレンダー付き。月をまたぐスケジュールの確認に一役買ってくれます。

特筆すべきは、氏がこのカレンダーのためにデザインした、その名も「Kハンガー」。ハンガーの上から本体をかぶせるだけで装着完了。使い終わった後の分別も簡単です。使い終わった後まで考え抜かれた、氏ならではの美学がこんなところまで行き届いているんですね。

ピンで壁にかけたり、フックで吊るしたり。お部屋を一段と上質な空間に引き上げてくれるカレンダーです。

グラフィックデザイナーの井上元太さんによる2020年カレンダーは、「Portrait Vase」と「animal」の2種類。今年は縦190cm、横110cmとコンパクトなサイズなので、あともう少し遊び心が欲しいなと感じた空間を、さりげなく彩ってくれます。

花瓶に人の姿を隠した「Portrait Vase」。

柔らかな曲線に華奢な線で見え隠れするひとのかたちが美しい。グレーのわら半紙にモノクロの線、花瓶に入った季節のお花だけがポッと色づいた、シンプルなデザインも素敵。

もう1種類は、おもちゃのようなポップな色合いの「animal」。

よく見るとさまざまな動物たちが数字に扮しているんです。

元太さんの遊び心あふれるデザインには、普段目にしているものの見方を変えるアイデアや、日常に隠れた面白さに気づくヒントが詰まっています。
数字に隠れた12の動物を、毎月子どもと一緒に考えてみるのも楽しそう。

性別、年齢、国籍を問わずに愛されるプロダクトを生み出す、POSTALCOのカレンダー。こちらも2種類入荷しております。

「One Year Wall Calendar」は、月や週割りではなく、1年という大きな流れで予定を立てることができます。

壁に貼って、家族とスケジュールのシェアに使うののもおすすめ。1日ごとにメモを書き込める余白があるので、誕生日や記念日などの特別な日だってすぐに分かります。

そしてこちらは、ポスタルコのスナップパッドと合わせて使いたい「Snap Calendar」。カレンダーのサイズにあわせてA4、もしくはA5サイズのスナップパッドを選べば、メモ兼スケジュール帳として使うことができます。

表面はマンスリー、裏面は記録用の罫線ノート。

ほかのメモ用紙やノートも一緒に挟み込むことができて、用紙の入れ替えも自由自在。終わった月の分は取り外して別で保管すれば、軽量化できて持ち運びにもすごく便利。

デジタルと、紙のカレンダー。どちらもスマートに、楽しく、そして自由に使い分けたい方におすすめです。