まずは日本を代表するアートディレクター、葛西薫がデザインしたカレンダー。葛西薫といえば、これまでサントリーウーロン茶や西武百貨店、ユナイテッドアローズなどの広告キャンペーンに加え、磯崎新の著作「Arata Isozaki Works 30」や、上田義彦の写真集「Flowers」の装丁など、多岐に渡って活動するデザイナーでもあります。

そんな氏が、「自身にとっても使いやすいカレンダーが欲しい」という思いから出来上がったのがこちらのカレンダー。一切の無駄を削ぎ落としたシンプルなデザイン は、どんな空間にもしっくりと馴染んでくれます。

ここまでシンプルなつくりだとありきたりに見えがちですが、そこはさすがの葛西薫。シンプルさを保つ最大限まで月日のフォントサイズを引き上げ、パキッとした白地に濃紺と赤色で印字することで、見やすくかつ柔らかく仕上がっています。曜日と祝日も英字で表記されていることで、グッとスタイリッシュな印象に。

こちらは罫線ありバージョン。
一日ごとに日にちが区切られていることに加え、右上スペースに来月のミニカレンダー があるので、スケジュールを書き込みたい方にぴったりです。 一日一日をていねいに、シャンとした気持ちで。そんな風に、日々を整えてくれそうなカレンダー です。

そして、氏がこのカレンダーのためにデザインしたハンガー、その名も「Kハンガー 」がついてきます。本体をハンガーに上からかぶせるだけで装着完了！使い終わった後の分別も簡単です。使い終わった後まで美しい、氏ならではの美学がこんなところまで行き届いているんですね。

ピンで壁にかけたり、フックで吊るしたり。グリーンがそばにあれば、白の清潔感が一層際立ちそう。お部屋を一歩上質な空間へと引き上げてくれる カレンダーです。

お次は、ユーモアたっぷりのイラストがなんともキュートな卓上カレンダー。
この遊び心満載のイラスト、雑誌や書籍で見かけたことがある方も多いのでは？ こちらを手がけているのは、そで山かほ子（通称：そでかほ）さん 。ノストスブックスで展開中の、モグーグッズのイラストを描いてくださった人気イラストレーターです。

そでかほさんのイラストって、見ているだけで気持ちがうきうきしてくるから、いつも目に入る場所に置いておきたくなるんですよね。 だからこの卓上サイズ は本当に嬉しい！気分によってリビングから玄関へ移動させてみたり、オフィスのデスクにちょこんと置いたりするのもよさそう。目に入ったときの癒し効果は抜群です！

さまざまな種類の犬とのその飼い主をモチーフにしたイラストを活版印刷でプリント。少し飼い主に似てきたようなかわいい犬たちと、ちょっと味のある表情の人々で、デスクが賑やかに。

そして、活版印刷 風合いも素敵なんです。厚めの紙にできた凹凸の優しい手ざわりに、一層愛着が湧きますよ。

そしてこちらは、福岡を拠点に活動中のイラストレーター、oshowさんのカレンダー。 このやさしさで溢れた絵本のような世界観に、ノストススタッフが一目惚れし、取り扱わせてもらうことに。 oshowさんの描くイラストは、キャラクターがのびのび自由に動き回っていて、そのひとつひとつに物語があるような気がするんですよね。キャラクターに勝手に名前をつけたくなっちゃうような、前後のストーリーを想像してみたくなっちゃうような、そんな不思議な力があります。

大きめのカレンダーは、ピンチとフックを用意して吊るしてもいいけど、壁にマスキングテープで無造作に貼付けるのも絶対可愛い！ こどもが画用紙に描いた絵を飾ったような愛おしい気持ちになります。 余白のスペースに予定を書き込んだり、塗り絵のようなイラストにペンやクレヨンで色をつけてみたり、自分らしい使い方で可愛がってあげてください。

やわらかく包み込むようなタッチと色合いが印象的なペインティング作品が、日々を彩るカレンダーになりました。手がけているのは、イラストレーター兼アーティストの椎木彩子さん。

4月はお花の開花をイメージさせる柔らかいピンク、10月はほんのり紅葉しはじめたカラフルな落ち葉たち……。カレンダーをめくるたびに四季を感じられる なんて素敵だと思いませんか？

実はこちらのカレンダー、絵柄と月の境目で切り離して、上半分をポストカードとしても使うことができる んです。その月が終わってしまっても、可愛い絵をずっと楽しめるのは嬉しいですよね。

目を引く配色、各月を表す大きな数字が印象的なカレンダーは、イラストレーター・グラフィックデザイナーとして活躍するGenta Inoue（井上元太）さんの作品です。

よーく見ると、数字に扮しているのはなんと動物たち！みなさん、それぞれ何かが隠れているかわかりますか？色と、丸や三角などのちょっとした形の変化で「あ、あの動物！」ってわかっちゃうから、グラフィックデザインの力ってすごい。ちなみに、井上さんの手がけるファッション・アート・カルチャー誌「UnderWear magazine」もめちゃくちゃかっこいいんでぜひ見ていただきたい。

例えば4月はフラミンゴ。隠れている12の動物を、毎月子どもと一緒に考えてみるのも楽しいと思います。透け感のある薄手の紙なので、大きなクリップでバチッとまとめて掛けたり、マスキングテープでサッと壁に貼り付けたりとラフな飾り方がオススメ。

スケジュール部分の上にはミシン目が付いているので、お気に入りの動物を眺めながら月を進めることもできますし、上部分だけ別で飾ってもかわいいですよね。

そしてこちらはカレンダーではなく、ダイアリー。10年メモといって、その日にどんなことが起こったのかを10年分書き留めることができる というもの。ご覧の通り、なかなかの厚みです。

開くと左のページに1日のメモ欄が10年分並んでおり、左ページはメモの続きやその他の用途にも使える自由なスペースになっています。

去年の今日、自分はどんなことを思い、どんな風に過ごしていたのか……そこにいる自分は、今の自分とは別人のように感じられるかもしれません。そして、10年後の今日、どんな自分でいたいでしょう？そんな風に考えるきっかけができれば、より一日一日を大切に過ごせるはず。

製本は大正13年創業の松岳社さん。丈夫な糸がかり製本のハードカバー で、長く使ってもスレが気になりにくそうなつくりになっています。 これからの10年という長い時間を一緒に過ごすもの。4色ご用意がございますので、ぜひお気に入りの1冊をお選びください。