日常に潜むあらゆるトリップを発見して、旅の途中のようにフレッシュな感覚で暮らすアイデアを提案する「(必ずしも)旅に出ない旅行誌」、『MOUTAKUSANDA!!!MAGAZINE 』を入荷しました。
蜘蛛の巣のように情報が各々細かく結びついて新たな発見や視点が開ける本誌は、アートディレクションやエディトリアルデザインもここ最近のリトルプレスの中では群を抜くクオリティの高さ。そんなモウタクサンダ・マガジンの一部をご紹介します。
issue1: 1.3時間のタイム・トラベル

「夏時間」「冬時間」というのがあるように、昔から日本では季節によって伸び縮みする日中の長さに合わせて生きていた。今は完全に時間が画一化されちゃってますね。原稿の締め切りが「日が沈むまで」くらいユルかったらなあ。。

ファッションや写真をメインにしながら、「遊」のようなグラフィックデザインが入り混じった紙面も、まるでエディトリアルデザインのタイムトラベルをしているよう。




これらのコンテンツを練り上げるのに読んだ本を本誌でレビューしているのですが、これがなかなかおもしろい。大型新刊書店ではなく古書店でしか手に入らないような、ニッチな名著が勢揃いです。
MOUTAKUSANDA!!! magazine issue 1 1.3時間のタイム・トラベル
- 編集
- 山若マサヤ
- 発行年
- 2016年
MOUTAKUSANDA!!! magazine(モウタクサンダ・マガジン)第1号/1.3時間のタイムトラベル特集。「知る know/時間を歪めなさい、できるだけ丸く」「下車する get off/東京三軍駅1.3」「感覚する sense/五.五感へのトリップ体験記」などを収録。
issue0: 生活を旅する
2015年に発売された準備号も入荷しました。
こちらは「生活を旅する」と題し、何でもない時間を旅行のような視点で見てみようという内容。
時間に囚われてあっという間に過ぎていく日々の生活。時間に縛られるのをやめたら、「生活」から抜け出せるのかも?5時起き習慣を付けたい人にとっては、悪魔のささやき。
電車や車は決まりきったレールの上を進んでいるだけ。乗換案内も、Google MAPもいらない。自分の好きな進み方で、自分で決めた道を進むんだ。……というメッセージよりもお相撲さんのグラマラスボディが気になって仕方がない。
食とファッションを紹介するコーナーのアートディレクションが奇抜すぎ。
志茂田景樹さんも登場。お花の色とシンクロしたヘアカラー。
jan&naomiも登場する、身近で旅をしているようになれるような場所特集。確かにお寺や神社は異空間でありながら、なんだか懐かしい心地よさがあります。この辺だと、松陰神社や世田谷八幡がオススメです。
こちらは「生活を旅する」と題し、何でもない時間を旅行のような視点で見てみようという内容。






MOUTAKUSANDA!!! magazine issue 0 生活を旅する
- 編集
- 山若マサヤ
- 発行年
- 2015年
MOUTAKUSANDA!!! magazine(モウタクサンダ・マガジン)第0号/生活を旅する特集。「脳内への旅」「街の日常を旅する」「旅する時間を手に入れる・夜」などを収録。
店頭ではissue1の制作過程を収めたissue0.7も併せてご覧いただけます。エディトリアルの裏側を覗ける貴重な機会ですので、リトルプレスに興味のある方は必見ですよ!