スタッフの日々スタッフの体験記や日常のあれこれ

【スタッフ山田の成長日記】東京アートブックフェアに行ってアートや本の楽しさに触れてきましたレポ

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山田です。

世間はシルバーウィークというのに、お休みがなかなかありません。ですが、ずっと行ってみたかった東京アートブックフェアに行ってきました!目的は、トークショーでもっと本やアートに対する知識を深めることと、出店ではどんな展開の技があるのかを盗み取るため。短い時間の滞在でしたが、レポートを書いてみました。

気づけばすぐそこにある、アートの入り口

「アートの入り口」の著者、河内タカさんのトークショーへ。既刊のアメリカ編を読んでポップアート周辺のアーティストやその制作の裏側を知ったことが、まさにわたしにとってのアートの入り口でした。最近発売されたばかりのヨーロッパ編もとても楽しみにしていたんです。

tabf11 イタリアの写真家、マリオ・ジャコメッリについて。河内さん曰く、アーティストは、作品を生み出していくうちに必ず自画像を題材にするときがくるんだそうです。向かって右のジャコメッリと、似たような髪型の人……。何を隠そうこの人は、ジャコメッリが自画像の制作のために見つけてきた自分にそっくりさん。ちなみに日本人。事実を知ったときに、笑ってしまいました。「そんなんでいいの?!」って。しかも、描き始めるとなかなか筆が進まなくて、しまいには泣き出してしまうという……モデルさんもたじたじだったそうな。

tabf10 その様子はアンリ・カルティエ=ブレッソンが撮ってたりして。アーティストの関係を知るのも楽しかったです。歩く人と歩く人のオブジェがシンクロした、決定的瞬間。

tabf15 音楽だってアートの入り口。ソニック・ユースのろうそくのジャケットを手がけたのは、画家のゲルハルト・リヒターだったんですね。レイモンド・ペティボンがイラストを描いたジャケットがとても有名だったから、こっちは知りませんでした。

tabf14 不思議の国のアリスでおなじみ、ルイス・キャロルは女の子が好きだったんだそう。アリスのモデルもこの中にいたみたいです。一緒に住まわせては写真を撮っていたようで……それ以上はご想像におまかせします。

tabf13 マン・レイの表現感覚について。写真を部分的に組み合わせて作るモンタージュやカメラを使わずに印画紙の上に直接物を置いて感光させて制作されたレイヨグラフなど、写実表現だけでなく、写真技術の可能性を実験し続けていたというから、その探究心に脱帽です。

アートはなんだか遠いもののように感じるけれど、意外と身近に興味を持つ糸口があるし、圧倒的に斬新な表現を見せられると誰もが興味を持たずにはいられない。河内さんの丁寧な解説でまたアートの楽しみ方を知ったのでした。

新しい編集視点/本はどんどんおもしろくなっていく

tabf16 続いて都築響一さんのトークへ。メールマガジン「Roadsider's Weekly」をスタッフで共有しているノストスブックス。毎週楽しく拝読しているのですが、エッセイ「圏外編集者」を読んで以来、都築節で解説してもらえる機会を心待ちにしていました。

tabf21 先月8月にアツコバルーで開催された「神は局部に宿る」展でも展開されていた、秘宝館、ラブホテル、イメクラについて。海外に比べて遥かに前を行く日本のエロについて、おもしろおかしく解説してくださいました。

tabf17 多くの人が知らないところに切り込む。編集の極意も隠されています。写真は部屋の中に車を入れてしまったラブホの一室。こういうときの車はたいてい古いフォルクスワーゲンなんだそう。へえ。

tabf18 「痴漢プレイ」を楽しむ部屋。他にも給湯室、体育館倉庫、などなど。再現の忠実さはさすが日本人の細やかさといったところ。

tabf19 これだけ映像技術が向上した現代でも、コマ送りでアニメを作る伊勢田しま先生の制作現場。コマ送り用の紙がなかなか買えないということで、100均のクリアファイルに絵を描いては少しずつ動かして撮影していました。編集も、パソコンを一切使わずに(というか持ってない)やるんだそう。最適な道具がないからできないなんて、言い訳ですね。。あるものでなんとかする意欲がすさまじかったです。

伊勢田繊細は、普段清掃員の仕事をされていて、空いた時間は年に1度の出身大学の学園祭での出展のためだけに必死に映画を作っているのだそう。本当に日の目を見ない活動だったにも関わらずその狂いっぷりが電通のディレクターの目に止まって、三戸なつめの「前髪を切りすぎた」のPVを作ったというんだから人生何が起こるかわからない。とにかく熱意が大事みたい。

出店ブースで展開の技を盗み取る

tabf9 出店ブースも見に行ってきました!

tabf6 デザイン会社Hochkissさんの本屋さんへ。店舗は金沢にあるそうです(よし、地元!)。安西水丸さんのデザインに特化した本「安西水丸先生、デザインを教えて下さい!」の他、水丸グッズ、北陸新幹線の広告でおなじみのポール・コックスさんのグッズなどなど。オリジナルグッズも展開されていて、うちでも作りたい気持ち高まる。

tabf8 tabf7 シュタイデル・アワード・ブック・ジャパンのブース。「これは本と言えるのか??」と思うようなブックデザインの本がずらり。手袋をつけて、1ページ1ページを真剣に見るお客さんの姿が印象的でした。

tabf5 ノストスブックスのECサイトでコラムを書いてくださっている、錦さんがいるPOSTへ。今ちょうど東京国立近代美術館で展示を開催中のトーマス・ルフの作品集など、お財布の紐が緩みそうなラインナップで離れられなかった……。

tabf4 その他、各店の展開の様子を偵察。同じ机、同じスペースにどうやって自分らしさを出していくか、そして本に興味を持ってもらえるように見せていくか?
パンチングボードはかなり汎用性が高いもよう。ふむふむ、好みの位置に支えを差し込むと、自由自在に面陳できるのか……。高さのある展開や、大きなポスターも目を引きますね。

tabf2 やっぱり、作り手や売り手の顔を見て本を買うのは楽しいですね。本当に欲しい本はECサイトを検索して買うことも多いけど、こういう「出会い」で本を買うことももっと大切にしたいし、自分たちも提供していきたい。

tabf3 そして何より、本が売れない時代と言われながらも本が好きな人がいっぱいいることをこの目で感じることができたのが嬉しかった。ものの数時間では回りきれなかったのですが、とても実りのあるイベントでした!

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